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がんゲノム医療とC-CAT

がんゲノム医療とC-CAT

登録データの安全管理について

C-CATでは、登録された患者さんの診療情報やゲノムデータを安全に保護し、
不正利用を防ぐ仕組みをつくっています

C-CATでは、登録された患者さんの診療情報やゲノムデータを安全に保護し、不正利用を防ぐ仕組みをつくっています。C-CATは高度な専門的技術を用い、高い情報セキュリティレベルを維持するとともに、定期的に監査を行い、最新のレベルを保つように努めています。データは、アクセスが制限されたネットワーク上で扱われ、アクセス履歴を保管・確認しています。
C-CATにデータが登録される際に、患者さんの氏名は記号に置き換えられます。氏名と記号をひも付けた一覧表は各病院で保管されるので、C-CATのデータを研究開発目的などで利用する研究機関や製薬会社などでは、どのデータがどの患者さんのものか分かりません。万全のセキュリティ対策をとっていますが、万が一、データが外部に漏れたとしてもデータ単独ではその患者さんを特定することができない仕組みです。

登録データの利用に当たっては、「情報利活用審査会」が審査をして、
利用を認めるかどうか判断します

C-CAT登録データを大学や製薬会社などの研究機関が利用することを認めるかどうかは、情報利活用審査会が公平に判断します。情報利活用審査会では、データの提供側である患者団体代表、一般市民代表、データの登録側であり利用側でもある病院の代表者、利用者側に当たる製薬会社の代表、データを管理しているC-CATの代表などから構成される委員が、利用目的の妥当性、研究計画の科学的妥当性、および利用するデータ範囲の妥当性、申請者の研究開発能力や実績、情報管理体制などについて審査を行い、利用できるようにするかどうかを決めます。利用目的は、学術研究や医薬品などの開発を目的とするものであり、将来の医療の向上に貢献する可能性があるものに限定されます。

C-CATは、研究や医薬品などの
開発のためにデータを適正に提供します

C-CAT登録データの利用については、情報利活用審査会が公平性を担保しつつ、
利用目的の妥当性、提供先の研究開発の実績・能力やデータ管理体制などについて
厳格に審査して、提供の可否を判断します。

C-CAT登録データを企業・研究機関で利用できる仕組みを
つくることにより、革新的な治療法や診断法の開発につながります

集積された情報を大学などの研究機関や製薬会社などの企業が利用できるようにすることにより、新たながんの原因遺伝子を見つけて、それに対する「分子標的薬」の開発を進めたり、新たな医学的知見を生み出したりすることができます。その医学的知見が、新しい発想に基づいた革新的な治療法や診断法の開発を推進することにもつながります。ゲノム変異情報に応じた新たな薬や診断法の開発が、未来のより良い「がんゲノム医療」の実現には不可欠なのです。

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